システムを守る!運用保守エンジニアになろう

スキルやキャリアについて

システム運用保守に求められるスキルやキャリアについて考えるためには、まず運用と保守を分けて考える必要があります。運用に必要なのは、技術的なバックボーンです。システムの運用方法は現場によってそれぞれ異なるので、自分なりのやり方を見つける工夫も重要です。保守に必要なスキルは多岐にわたりますが、システムの仕組みに関する知識をベースにしなければなりません。関連する資格を取得しておくと、その後のキャリアに役立ちます。

スキルやキャリアについて

保守は多岐にわたるスキルが必要

保守は多岐にわたるスキルが必要

システム保守の仕事に必要とされるスキルは、プログラミングや機器類に関する知識、トラブルの解決スキルやコミュニケーションスキルなど多岐にわたっています。基本として持っておかなければならないのは、扱うシステムそのものに関する詳細な知識です。システム保守は、トラブルが発生してから正確な状況を把握するまでのスピードが大事なので、話を聞く相手から知りたいことを上手に聞き取るスキルを磨いていく必要があります。

運用は適切な対応力や素早い判断力が必要

運用は適切な対応力や素早い判断力が必要

システム運用は、扱うシステムによって方法や手順がまったく異なっています。ほとんどの現場はマニュアルのようなものが用意されていないので、自分なりのマニュアルを作成しておくようにしましょう。スムーズなシステム運用を支えるのが、ネットワーク系の知識やOSの知識などといった技術的なバックボーンです。問題が発生した際の判断力と行動力が結果に大きく響くので、顧客目線でのシステム運用を日頃から心がけることが大切です。

取得しておきたい資格がこちら

取得しておきたい資格がこちら

システム運用保守の仕事をするなら、システム運用保守に関係する資格を取得しておくことをおすすめします。Linux認定資格のLPICやシスコ技術者認定資格のCCNA・CCNPは、システム運用保守に直接関係している資格です。フレームワークの理解度を証明できるITILの資格は、世界的に通用する資格です。システム運用保守には直接関係ありませんが、ITILの資格を持っておくことによって仕事の選択肢を広げることができます。

気になるキャリアパス

気になるキャリアパス

システム運用保守のキャリアパスのゴールは情報統括役員(CIO)です。まずはシステム運用保守から地道に現場経験を積み重ね、専門知識を深めていくための努力が必要です。専門知識と経験が必要なのはもちろんのこと、上を目指すためには高いコミュニケーションスキルや、コンサルティング・マネジメントの能力も鍛えていく必要があります。かつては開発と運用は分けて考える傾向がありましたが、近年は開発と運用を一体化する流れがあります。

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