システムを守る!運用保守エンジニアになろう

この仕事の魅力はなに?


システム運用保守の仕事とは

電気や水道、道路などをはじめとする生活インフラの運用保守の仕事が社会的に不可欠であるように、システムの運用保守もITありきの今の世の中には不可欠な仕事です。サーバーに何らかのトラブルが発生してしまうと、そのトラブルを解決しない限りシステムは完全にストップしてしまいます。その間、ユーザーはシステムを使うことができなくなり、場合によってはユーザーにとって大きな損失となってしまうこともあります。セキュリティが絡むシステムトラブルについては、顧客情報や個人情報の安全がかかっています。システム運用保守の仕事には大きな責任とプレッシャーが伴いますが、ユーザーの損失を防ぐことができたときには、社会に大きく貢献できているという達成感や満足感を味わうことができます。
システムのクラウド化が急激に進んだことにより、運用保守の将来性を疑問視する声があります。しかし、運用保守の仕事を必要とするシステムや設備が消えることはなく、今後も必要とされる分野であることは確かです。運用保守の分野に関わる人にとって、クラウド化はむしろ新たな分野に関わるチャンスとなることもあるでしょう。どちらにしても、運用保守の将来は明るいと考えることができます。

魅力を知る

システム運用保守の仕事の魅力は、システムトラブルに対して強くなれるところです。システムにトラブルが発生すると、なぜそのトラブルが発生したのか原因をできるだけ速やかに探らなければなりません。問題が複雑だと原因を見つけるまでに時間がかかってしまう場合もありますが、それもすべて貴重な経験となります。トラブルの原因がわかったら、今度はそれをどのようにリカバリーしていくのかについて考えて実行していきます。リカバリーが済んだらシステム単体でテストを行い、全体を検証して大丈夫と判断できれば再度システムをリリースします。そして、最後に再発防止策についてよく考えます。一度システムトラブルが発生してしまうと解決するまでは対応し続けなければならないなど、長時間の作業になる場合があるかもしれませんが、多くの場合そこまでのことにならずに対処できます。システムトラブルの発生から解決までのプロセスは基本的に同じなので、トラブル解決までの場数をこなしていけば自然と問題解決力が鍛えられていくでしょう。
トラブルが解消しユーザーから感謝されると、それまでの苦労が報われるようなスッキリとした気持ちにもなります。運用保守の作業そのものは目立たないとしても、困っている人を助ける縁の下の力持ち的な存在なので、仕事をやり遂げたときには大きな喜びを感じることができるでしょう。

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