システムを守る!運用保守エンジニアになろう

保守は多岐にわたるスキルが必要


システム保守に必要なスキル

システム運用保守の仕事において求められるスキルは多岐にわたります。システム保守の場合、あらゆるスキルの基本となるのがシステムの仕組みに関する知識です。システムのアップデートなどの際にも、機能についての詳細な知識が必要です。

プログラミングと機器に関するスキル

システム保守でプログラミングを行うことはほとんどありませんが、プログラムに触れる機会は多くなります。保守担当者にプログラミングのスキルがあると、システム障害の原因を早く突き止めることができるようになります。プログラミングのスキルに加えて持っておきたいのが、システムを稼働させている機器に関するスキルです。システム保守の仕事は、システムだけでなくシステムに関わるものすべての保守です。機器類が正常に作動していなければシステムを運用できないので、システム周辺の機器のメンテナンス状況についても把握しておかなければなりません。サーバーやネットワーク機器、ケーブル類やサーバールームの環境など、システムに関する機器にはさまざまな種類があります。機器そのものに問題がないとしても、設置している場所の環境が悪いならトラブルの原因になるので注意が必要です。

トラブルを解決するスキル

知識と経験はシステムトラブルの迅速な解消に欠かせない要素です。保守の経験だけでなく、システム開発やデバッグの経験、機器類の管理経験なども役立ちます。多くの経験を積み重ねるようになると、トラブルの原因に対する勘も鋭くなっていきます。

コミュニケーションスキル

システム保守に必要なスキルの中でも、コミュニケーションスキルは特に重要です。システムトラブルに対処するためには、発生したトラブルの状況とその前後の状況などについて詳しくヒアリングする必要があります。正確に状況を把握するためには、ヒアリングする相手から正確な状況をうまく引き出さなければなりません。トラブルの状況によっては、より専門性の高い部署に問い合わせて対処方法を考えることもあります。これらのことをスムーズにこなしていくためには、高いコミュニケーションスキルが必要です。
ここでいうコミュニケーションスキルとは、話すスキルというよりは聞くスキルです。わかりやすく説明するという点では話すスキルも重要ですが、的確な質問を用いて相手から状況を詳しく聞き取るためのスキルがより重要となってきます。コミュニケーションスキルは、他のスキルと同じくある程度経験に比例して伸びていくスキルです。最初からベテランのようなコミュニケーションスキルを発揮することは難しいかもしれませんが、ポイントをしっかりと意識すればうまくコミュニケーションをとることができるでしょう。

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