システムを守る!運用保守エンジニアになろう

システム運用保守の内容

システム運用保守の仕事内容は似ている部分もあるため混同されやすい傾向がありますが、基本的には運用と保守でそれぞれ役割が異なります。システム保守とは、システムを正常な状態に保つことです。システム運用とは、システムを安定的に稼働させることです。運用と保守で仕事を分けることもあれば、1人で兼任する形をとることもあります。この仕事の魅力ややりがいには、問題解決力を鍛えられることや人に喜ばれることなどがあります。

システム運用保守の内容

正常な状態を保つのが保守

正常な状態を保つのが保守

システム保守の業務は、システムを正常な状態に保つために必要なことを実行していきます。システム保守の業務を大きく分けると、システム改善とトラブル対応の2つがあります。具体的には、開発や運用の担当者と連携しつつ、機器類の故障や性能劣化への対応、機器類やOSなどのライフサイクル対応、セキュリティの追加導入などの業務があります。対応にかかる時間は、1日でできるものから数年単位でかかるものまでさまざまです。

円滑に稼働させるのが運用

円滑に稼働させるのが運用

システム運用の業務はシステムを円滑に稼働させることを主な目的としたもので、「ネットワーク管理」「システム管理」「業務運用管理」の3種類があります。運用と保守は同じものだと考えられがちですが、トラブル対処が主な業務である保守に対して、運用はハードウェアやソフトウェア、その他周辺機器類の動作を監視・確認し、スケジュール通りにシステムを稼働させることが主な業務です。ただし、運用と保守を1人で兼任しているケースもあります。

この仕事の魅力はなに?

この仕事の魅力はなに?

システム運用保守の仕事は、電気や水道などをはじめとする生活インフラの運用保守の仕事と同じく、社会にとって不可欠なものとなっています。システムトラブルが発生してしまうと、システムの種類によってはユーザーに大きな損失をもたらしてしまう危険や、顧客情報、個人情報を流出させてしまう危険があります。それらのトラブルを解決することは社会に大きく貢献するということであり、誰かの役に立てたという満足感や達成感につながります。

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